乳がん検診を受けよう!
と各メディアでも取り上げられておりますが、その受診率は国内では40~69歳の34.2%とまだまだ完全には浸透できていない状況です。(厚生労働省 国民生活基礎調査より)
ちなみに欧米をはじめとした先進国の乳がん検診の受診率は高いところで80%以上にもなります。
以上から、日本はまだまだ乳がん検診についての認識が低いことがわかります。
乳がん検診の受診率が低いのは、まだ大丈夫だろうという楽観論もあるかと思いますが、そもそもどういう検診があるのか詳しく理解されていないことも理由として考えられます。なのでこの記事では乳がん検診にはどういうものがあって、特徴は何かということをわかりやすく記載しています。乳がん検診を受ける前に乳がん検診について理解しておきましょう。
乳がん検診は40歳になってから受けられるという自治体がほとんどになります。多少持ち出しが増えますが、検診という形態でなくても通常の外来通院にて診てもらうことも可能なので、40歳未満の女性の方も近隣の婦人科に相談して受診することをおすすめします。
また乳がん検診が40歳になってからの理由は、がん細胞が40歳を過ぎたあたりから検査するとみえることに起因しています。40歳未満だとがん細胞が小さくほとんど発見できない恐れがあります。
あと日本人特有の特徴としては日本人の女性は乳腺量が多いことが挙げられ、がん細胞が発見できない理由となります。詳しくは後述します。
ここからは、乳がん検診の方法にはどういったものがあるのかを紹介していきます。
早速ですが、乳がんの検査方法には以下より解説していきます。
乳がん検診の方法はマンモとエコー
乳がん検診の方法としては、マンモグラフィの検査と超音波診断装置、通称エコーでの検査方法が主に挙げられます。それぞれの特徴について解説します。
➀マンモグラフィ撮影装置
マンモグラフィとは、X線を照射する乳房に使用するレントゲン装置になります。撮影時にはかなり乳房を圧迫されますので痛みを伴います。
最近、医療機器各メーカーは痛みをなるべく軽減するような作りをしていますが、それでも痛みは残ります。検査は左右両方様々な角度にて撮影します。X線を放射するので多少の被ばくリスクはあることがデメリットになります。
➁超音波検査診断装置(エコー)
超音波検査診断装置、通称エコーはプローブとよばれる機器を患部にあてて、超音波を発し、その跳ね返りをもって画像化するものです。最近は3Dエコーやエラストグラフィといった組織の固さを画像化できる機種まででています。
ただし、3Dが撮影できる器械やエラストグラフィ撮影できる機器は値段が高額になるので通院先の病院やクリニックにあるかはわかりません。大学病院クラスでは常に最新機器を導入する傾向があるので持っている可能性は高くなります。
乳がん検診においてはもちろん、通常のエコーがもつ機能でも十分ですが、エコー検査には問題点があることも知っておきましょう。それは後程述べます。
エコーの長所はマンモグラフィと違いX線の被ばくリスクがないことです。
③生検
念のため、紹介しておきます。乳がん検診をする上では上にあげたマンモとエコーが主流ではありますが、生検という方法も取ることがあります。
生検とは、患部に特殊な針を刺して細胞を搾取し、細胞内にがんがないかどうかを調べることをいいます。体に傷がつくという意味で上記の2機種と比較すると身体への負担が生じます。
マンモとエコーはどちらが検査がベストなのか
結論からいうと、少なくとも2つの方法で検査されることをおすすめします。マンモだけ、エコーだけ、はやめましょう。どちらの器械にもそれぞれが持つメリットがあるからです。どちらか片方の検査だと症状が詳しく判断つかない可能性がでてきます。
冒頭に記載した通り、マンモグラフィでは日本人の女性の特徴(乳腺量が多い)からがん細胞が発見できない可能性があります。そしてマンモには多少なりともX線を照射するので被ばくリスクがあります。(各医療機器メーカーも何も考えていない訳ではないので大きなリスクではないですが、X線を照射するのでリスクが全くないとはいいきれません)
そこでエコーですが、エコーにも1点問題があります。それは、エコーを使う人の能力によって診断に差がでてくるということです。
エコーに精通されている医者や技師に診てもらうのが一番なので、それはホームページ上の先生の経歴を見たり、先生にそれとなくエコー検査をどのくらい件数こなしているか聞いた方がいいです。3Dエコーやエラストグラフィといった高機能エコーをお持ちでしたら使用者の能力に比較的関係なく使用できるので安心です。
生検についてはエコーとマンモでも判別できなかったらでいいです。優先される検査ではないのかなと。私見なので医師の判断に従ってください。
乳がん検診の費用
乳がん検診の費用は受診する医療機関や自治体によって様々です。受診する際には必ず事前に確認してください。以下に大体の金額を記載しておきます。
・一部自己負担の場合 約3,000円
・全額自己負担の場合 約5,000円(マンモ)
約3,500円(エコー)
これに加えて診察料が2,500円くらいかかるので約10,000円くらいはかかると考えておきましょう。
乳がん検診のサービスを提供しているクリニックや健診施設の内容をみると、マンモのみ・マンモとエコーというプランがあります。2つの機器を使った検査方法は費用もかかりますが、それで早期発見につながるのならそこは投資した方がいいです。
まとめ
・乳がん検診はマンモとエコーで受診する。
・検診でなくても若いうちから婦人科へ行き通院する。(予防のため)
・旦那さんや彼氏からも受診するよう一声かけてあげましょう。
どこで検診を受けるかについては、 「人間ドックをはじめとした各種検診の検索や予約ができます。乳がん検診ももちろんできます。」から予約できるので確認してみてください。
主にダイエットについてブログを書いている「よしお」です。誰でもできる簡単ダイエットしてます。「日常にさりげなく」を軸にダイエットをします。泥臭いダイエット日記です。